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2010年09月 アーカイブ

専門的なこと・・・2

・アレルギー

もっともよく用いられたのはジフテリアの治療血清です。

この血清は、動物にジフテリア毒素を注射してつくった、毒素を中和する抗体を含んだ血清で、抗生物質のあらわれる以前は、非常に有効なジフテリア治療剤でした。

これは人間にとっては、異種の動物の血清なので当然アレルギー反応を起こしうるわけですが、これが使われはじめの当初はまったく無害のものと考えられていました。

専門的なこと・・・3

・アレルギー

ちょうどペニシリソショックとよく似た状況で、血清のアレルゲン性がきわめてはっきりした事件が起こりました。

それは、ベルリソ大学の病理学教授ラソゲルハンス(糖尿病の発生に重要な関係のある膵臓のランゲルハンス島の発見者の弟)の子供が1896年、ジフテリアの治療血清の注射のために死亡した事件です。

当時、子供のジフテリアは、死亡率の高い伝染病としておそれられており、ランゲルハンスはジフテリアが流行していたので、予防のために自分の子供にジフテリアの血清を注射したところ、いままで元気だった子供はたちまちショック状態となり死亡したのです。

この事件は、専門誌はもちろん新聞などにもとりあげられ、大きな問題となりました。

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